住職、住医と行医、往診医
昔といっても100年前くらい、主に中国ですが、お寺は大体末期癌、脳梗塞、骨折,事故者の集まる場所となっていました。
現代は病院、老人ホーム、介護病院が、末期癌、脳梗塞、骨折、事故の集まる場所になっています。
要するに、お寺の役割と現代病院の役割は類似しているように思います。
お寺ではその人助けの総司令官が住職で、尼と僧侶は介護人、いわゆるヘルパーです。
行医とは昔、医者がお寺や患者宅に訪問することです。行医がはやっていました。
現代社会は試行錯誤をくり返し、始めは住医、それから家宅訪問医、往診医、また段々と行医に戻ってしまいます。
人間には寿命があり誰でも年齢に対抗できません。 そして医療現場で人間最期の墓場を見ると、いくら医療技術があっても寿命と戦うことはできません。
我々が頑張って体の手当を注意した場合、体の手当に注意しなかった人より善いことが二つあります。
1. 寿命より20年延びる。
2. 天命を全うするにしても、80.90.100歳になっても元気で他人の介護を受けない。
我々が要求しているのは、最期まで介護されないで自力で動き天命を待つことです。
病院にはあまり行かないほうがよいでしょう。そこはあくまでも人間の最後の墓場です。昔のお寺の役目と同じです。
怖いのは天命ではないのに病院に行って、早めに墓場に行くようになったらもったいないことです。
現代の病院の治療は信用できないことが多いのです。