10月5日、私の携帯に訃報が入った。
台北の医院が転居するということで、毎週の台北行は9月末から2週間
お休み。かねてから、中国からも私の治療に興味をしめし招聘されていたので、
9月末は北京、そして先週は、上海、杭州、深へ、会議、講演と回っていた。
その訃報とは、私の台湾警察大学の大先輩で、台湾では著名人である。
数年前も病んでいたということは聞いていたが、執筆活動などは続け数か月前
までは、毎月共に会食をし、楽しんで、台湾の将来を憂い活動をしていたのだ。
2か月前、大腸癌の2期ということで、私の治療を数回受け元気にしていたが、
台湾大学医学部の教授に私の治療を「STUPY」と言われたらしくて、私の治療を
止めて教授の手術を受けたようだ。その後、化学療法と一般的なコースだと思う。
そして、この訃報を受けた。なんと早い。残念でならない、まだ寿命はあったと
思う。一人のかけがえのない先輩を失ってしまった。
日本の同じ医師の友人は、今年の初期に第三回目の癌手術を受けた。入院して
いるという知らせを受け、病室に見舞いに行き、今回は私に治療をさせてみないか
と話した。もう手術日は決まっていたので、手術だけして、あとは私に任せてくれ
ということを言って帰った。彼ももう三回目の転移で肝臓癌ということで、
私の治療を受けるしかないと感じたようだ。自分の病院も閉鎖をした。
毎週、私の治療を受け増々回復している。時々有明に行き、検査をしているようだが、
転移もなく癌の数値も0に近くなっているということで、あの医師たちも驚いている
ようだ。毎週の汚血除去のため多少の貧血はあるが、肝臓には貧血のほうがよいと
研究持論をとなえている。現在も毎週私の治療を受け、また医師活動の復帰をもく
ろんでいる。
人間の選択で結果が大きく変わるのを見たようだ。私には、大きな名声はないが、
30年以上の臨床成績がある。ただ患者を治すだけである。治療法は確立したので、
世の中にこの結果を知らせ広めていくのが私の使命と考えている。
DrTSAI〜