今や、どの病院も患者さんでいっぱいです。病気とまではいかずとも、常に不調を感じている人、なんと多いことでしょうか。なぜ、このような状況になってしまったのか、私は確信をもってその答えを述べることができます。
それは、現代人のおかれた環境や生活スタイルが、汚血をため込みやすい状態になっているからなのです。つまり私たちの周囲には、汚血の原因となる「毒素」があふれているということです。しかも多くが避けられないものです。その筆頭が大気中の有害物質です。車の排気ガス、工場が排出する煤煙。
これらに代表される人工的な有害物質によって地球全体の環境が悪化していますが、深刻な環境は人間にとっても有害だということなのです。
家の中なら安心かといえば、そうでもありません。テレビやパソコン、エアコンなどさまざまな電化製品から発生している電磁波も汚血の原因となります。また、現在の建築に使用されている建材のほとんどに化学物質が含まれているため、それが放出されて体内に入り込み、たまっていきます。さらに、毎日、何気なく食べているものにも汚血の原因となる毒素が含まれています。
私たちが買う野菜や果物には大量の農薬や化学肥料が使われています。肉や養殖魚には、
いち早く成長させるためのホルモン剤や病気を防ぐための抗生物質が与えられています。
もちろんこれらの化学薬品は、実験によって体に悪影響を及ぼさないことが明らかにされている基準に基づいて使われています。
しかし、長期間、摂取し続けた際の安全性は、あくまでも「大丈夫だろう」という予測の範囲です。さまざまな食品に使用されている食品添加物も同じで、何十年にわたってとり続けた際の安全性は実証されていません。食品添加物は食品の加工や保存の目的で食品に使用されていますが、「美味しさ」を出すための色や香料も含まれています。さらには病気の治療薬などにも同じことがいえます。
これらは化学薬品の塊といってもよく、病気の治療どころか体に汚血をため込む原因となるのです。
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