実はNAT針療法が効果的な診療法であることは、現代西洋医学でも証明されているようなものなのです。
以前、現代西洋医学の最大の功は手術だと述べました。手術は、ある症状をもたらしている病気の原因をその部分と共に取り除くというものです。
たとえば、がんの治療法である手術療法です。胃にがんがある場合、がん細胞とその周辺の組織を切除します。肺がんや大腸がん、女性に増えている乳がんにしても同じです。胃にがんがあるために食欲減退や胃痛などの症状が出るわけですが、その症状をもたらしている病気の原因そのものを手術によって取り除くことで、解決しようというのが手術です。
それに対しNAT針療法は、「無傷外科手術」ともいい、さまざまな病気の原因である汚血を取り除く治療法です。
どちらも病気の原因そのものにアプローチしているという点では、まったく同じであり、ただ方法がちがっているというだけです。
すでに述べているように、薬は症状を抑え込むだけで、病気そのものを治療しているわけではありません。多くの患者さんが、「薬を飲んで様子を見ましょう」といわれると「手術をせずに済んだ」と安心しますが、本当のところは「手術ができないから、とにかく薬でらくになったと感じられるようにしておこう」ということなのです。
ちなみに、手術療法は現代西洋医学の治療法の中で、唯一、病気を完治することのできる方法です。現代医学の手術療法だけが病気を完治させるという事実は、病気の原因を取り除くNAT針療法が理にかなった方法であることを裏付けているようなものなのです。
DrTSAI〜