病気のメカニズムに従って、作っているものではない。
だから、製薬会社が作った薬は、ぜんぜん効き目がありません。
21世紀に入り、製薬会社と健康食品会社が林立しているが、
私は一人の臨床医師として、今までに40年以上、医療臨床をしてきましたが、
診た患者数は20万人を超えている。
その40年間、患者に投与した薬はすべて自分で、1人1人の患者を診て、
その症状と病気の原因を判断し、薬を調和して処方してきました。
検査をして、その異常値に従って、
製薬会社の薬を出すわけにはいかないのです。
なぜならば、製薬会社が作る薬は、どういうメカニズムで作られたのか、
さっぱり理にかなっていないからです。
しかし、厚生省はそれを許可し、その病名に効くとして薬を認める。
それは危険な行為だと思います。
すべての病気は、すべてそれぞれのメカニズムが違うため、
それぞれの原因が違うわけです。同じ糖尿病にしても、
血糖値の高い人に、すべて同じ系統の糖尿病薬を出すのは、
間違いではないか。
現在製薬会社が作った薬でその効き目があるのは、
ほんの5〜8%しかありません。要するに92%以上が効き目ないのです。
こんな簡単な糖尿病でも、そんな製薬会社のやり方ではもちろん効き目なし。
他のもっと難しい病気は、製薬会社が作った薬では、でたらめに違いありません。
悲しいのは患者だけです。
医療界が騙し騙しやっているなら、全社会もすべて騙し騙しで終わるではないか。
怖い21世紀です。
蔡篤俊 院長