疲労は、皮膚のあたりの血液中にたまった乳酸や、
たくさんの雑物が混入した老廃物が神経を圧迫することによって生じるものです。
このことは「疲」の字を分解してみればわかるということも、
すでに述べましたね。いくら睡眠をとっても疲れがとれない、
気晴らしをしてもなかなかすっきりしないという慢性的な疲労を抱えている人は、
皮膚付近にたまった乳酸と老廃物を、いつまでも抱え込んでしまっているのです。
疲労の原因である乳酸と老廃物をNAT針療法で取り除いてしまえば、
すぐさま生まれ変わったような気分になります。
まるで脱皮したかのように元気になってしまう人がほとんどです。
実際、NAT針療法で皮膚のあたりにたまった原因物質を除去するのですから、
「疲れた皮」を脱皮するのにも等しいことだといえます。
私のクリニックにはフランス、北京、シンガポール、メキシコ、インドなど
全世界から患者さんが訪れます。
飛行機や新幹線を使っての長旅は、それなりに疲労感を伴います。
忙しい仕事の合間を縫って遠くからやってくるとなれば、
いっそう疲れを伴うものでしょう。
しかし、NAT針療法を受けてしまうと、
そんな疲れもすっかりなくなってしまうといって、
誰もが驚きます。
それぞれ異なる病気の治療でやってくる患者さんたちですが、
最初に疲れを感じなくなるという点はまったく同じです。
また、スポーツ選手や俳優など「体が資本」という方々も、
普段以上に疲れているな、と感じるとやってきます。
わずか1回の施術で、すっかり回復します。
根強い慢性疲労でも、3回ほどの施術で十分、元気になります。
疲労は万病の元ですから、
疲れたと思ったらとにかくゆっくり休んで睡眠をとることです。
それがなかなかできない現代人であれば、やはりNAT針療法は必要ですね。
蔡篤俊 院長