生まれつき病気の因子をもっているのに、病気が発生する人としない人がいます。
インフルエンザが大流行しても、かかる人とかからない人、かかっても軽い症状で済む人もいます。
人には体質があるので比較するのは難しいですが、病気が発生してしまう人は、許容範囲を超えて汚血をため込んでしまっていることは確かです。仮に汚血がたまっている人とたまっていない人が比較できたとしたら、必ず汚血がたまっている人が病気になってしまうことでしょう。
30年にわたって10万人以上の患者さんを診てきた臨床によって、このことは確信できます。汚血は年を取れば誰でもたまってくるのですが、近年は20代、30代でも、そうとうたまっている人が少なくありません。外見が若々しく見えていたとしても、体の中は老化しているようなものです。これはひとえにライフスタイルの問題です。日々、汚血をため込むような生活を、何の意識もなく繰り返してしまっているのです。若いうちは体力に自信があり、たとえ無理をしても大丈夫という思い込みがあります。それがかえって仇となり、体をどんどん追い込んでいるのです。
汚血は25歳あたりからは、どうしたってたまっていきます。しかし、たまっていくスピードを縮めることは可能です。
抗加齢(アンチエイジング)とは、さまざまな智慧で老化のスピードを遅くすることですが、「抗汚血」を心がけることは、病気を遠ざけると同時にアンチエイジングにも役立ちます。NAT針療法で体内の汚血を取り除くと同時にためないライフスタイルを心がけるようにしてください。
蔡篤俊 院長