3000年前の漢時代の傷寒論では、胸脇苦満の文字がよく出てくる。現代の医学的な見解では、これだけでは、肝、胆、膵、十二指腸、胃の病をすべて包括している。この五つの病気ではもしも一つだけ、支障があったら、すぐ胸脇苦満なるのです。 西洋医療では検査2週間をやって、内臓炎症なるか、どこかでつまるか。特に膵と胆の胆管のつまりだと、将来必ず膵臓癌、胆管癌、胆嚢ポリープ、癌の予備軍です。その他、胃炎、十二指腸潰瘍ともなりうる。だから、要するにこの症状があったら、これを解消するには胃散、胃腸薬だけで、東洋医薬の漢方薬では、大柴胡湯、柴胡桂枝湯、桃核、承気湯、特に小柴胡湯ではこれらの症状を飲んでうまくいくと思います。これで常に服用すれば、10年〜15年もちます。それから、検査に行って、今の精密機械検査ではほとんどすべて癌があることがわかる。私の臨床経験ではむしろ、何も検査しないで、その薬を長く飲む、プラスNAT針療法で常にやれば、すべての癌の疑いがなくなると思います。要するに命の終着駅を細長く行けるのは理想的ではないか。
蔡篤俊 院長