人間が生きているうちに、もっとも頻繁に出るのは頭痛。すなわち頭に痛みがあること。ご存知の通り、頭蓋骨にあるのは、脳神経細胞と体を支配している十二対脳神経。これらはすべて、体の総司令部です。 脳の研究で、化学的に言うと、脳の栄養素は酸素と糖だけです。しかし、私の臨床研究では、脳が一番疲労回復できることは、休養だけです。休養でも、毎日よだれがでるような睡眠が一番大切です。いわゆる赤ちゃんの眠りです。人間の一生で、初老期の65歳ごろから、もう睡眠は苦手です。ますます命の終末に近い睡眠になってしまう。夜中3時ごろ一旦目が覚めたら、もう眠れないです。このタイプの睡眠はもう命をとる睡眠です。酸素が足りなくなり、めまい、ふらふらです。長くなると、頭痛も発生します。もう一つの盲点は、脳に汚血のゴミがたまりすぎると発作します。最初に汚血のゴミが溜まると、まず頭痛がします。その後、長期累積汚血がたまると、脳に関係ある病気がどんどんでてきます。まず認知症、痴呆症、蓄膿症、歯槽膿漏、目かすむ、老眼、中耳炎、耳鳴り、難聴などすべて脳内ゴミの作用です。これが取れれば、すべて予防できる。治療もできるのです。一切薬使いません。
蔡篤俊 院長